出浦盛清の名を一躍全国区に押し上げたのが、2016年に放送された三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ『真田丸』です。劇中では寺島進氏が「出浦昌相」役を熱演し、視聴者に鮮烈なインパクトを残しました。
ドラマ内で描かれた出浦昌相は、常に冷静沈着でありながら、主君・真田昌幸のためなら冷徹に敵を排除する凄腕の素破頭領。屋根裏からの鮮烈な急襲アクションや、敵の忍者集団との緊迫した戦闘シーン、そして昌幸との間に結ばれた言葉不要の信頼関係は、多くのファンの心を鷲掴みにしました。
史実における盛清も、記録に残る逸話から非常に厳格かつ統率力に優れた頭領であったことが窺えます。配下の素破たちには厳しい規律を課し、任務遂行のためには一切の妥協を許さないプロフェッショナル集団を作り上げていました。寺島進氏が体現した鋭い眼光と重厚な存在感は、史実に伝わる出浦盛清の凄みを完璧に再現していたといえます。