格式ある皇室行事である園遊会には、指定されたドレスコード(服装規定)が存在します。招待状には正装の指定が記されており、男性はモーニングコート、紋付羽織袴、あるいはダークスーツ。女性は訪問着などの和装、またはデイドレスやアンサンブルなどの洋装が基本マナーです。
そして、参加者の間で代々語り継がれている名物が、宮内庁大膳課が腕を振るう「ジンギスカン料理」です。一般的な焼肉スタイルではなく、皇室伝統の調理法により、特製のタレに漬け込んだ羊肉や野菜を職人が串焼きにしてその場で香ばしく焼き上げます。
匂いが服に移りにくく、屋外でも一口でスマートに食べられるよう計算し尽くされた伝統の味は、歴代の招待客からも絶賛されてきました。さらに、門外不出のちまきやサンドイッチ、季節の和菓子など、皇室ならではの心づくしのおもてなし料理が振る舞われます。