多くの海外旅行者が「何百年も前からある古代の寺院」と誤認しがちですが、この五重塔は寺社建築の仏塔ではありません。正式名称を「富士吉田市戦没者慰霊塔」といい、1958(昭和33)年に明治以降の戦没者(日清・日露・太平洋戦争等)を合祀・慰霊するために建立された近代建築です。
地元住民にとっては、美しい観光地であると同時に、祖先や戦没者への祈りを捧げる神聖な場所でもあります。騒音を出さない、ゴミを持ち帰る、立入禁止区域に踏み込まないといった基本的なリスペクトを持つことが強く求められます。
さらに見落としがちなのが天候リスクです。晴天予報であっても、昼前後は富士山周辺に局地的な雲が発生しやすく、「青空なのに富士山だけが雲に隠れて見えない」という現象が頻繁に発生します。現地のライブカメラ(富士吉田市公式等)を直前に確認する行動が失敗を防ぐ鍵となります。