今回の陣取り合戦で中核をなすのは、高い知名度と実績を持つ主要候補者たちだ。長年にわたり地方組織で絶大な人気を誇る石破茂は、地方創生や農政への深い見識を武器に、農村部を中心とした党員票の手堅い取り込みを図る。その安定感は依然として地方のベテラン党員から強い支持を集めている。
一方で、保守層からの熱烈な支持を背景に急浮上しているのが高市早苗だ。強固な国家観と明確な政策提言は、都市部の若い党員やSNSを通じた保守系有志の心を捉えて離さない。また、圧倒的な発信力を誇る小泉進次郎は、党の刷新感を求める無党派層に近い党員からの集票を狙い、改革派イメージを前面に押し出している。これら三者三様の支持基盤が複雑に交錯し、各地域の票田を激しく奪い合っている。