令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したもの

令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したもの

令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したものに関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

「都会の絵の具に染まらないで帰って」

太田裕美の透き通るような歌声で紡がれるこのフレーズは、日本のポップス史上最も有名な歌詞の一つだろう。松本隆による対話体の歌詞もさることながら、筒美京平がつけたメロディは、切なさを何倍にも増幅させる力を持っている。

現代のタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する若者たちが、この4分弱のドラマに深く没入している。SNSの短い動画に慣れ親しんだ彼らにとって、起承転結がはっきりとしたこの曲の構成は、新鮮な物語体験として映るのだ。悲しい結末に向かうストーリーとは裏腹に、メロディ自体はどこか軽やかでポップ。この「明るい悲しみ」の表現こそが、現代人の乾いた心に深く突き刺さる。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。