かつて一人暮らしといえば、地方から上京した大学生や、結婚前の若者が一時的に送るライフステージという認識が一般的だった。しかし、現在の実態は大きく異なる。現在の単独世帯のボリュームゾーンは、30代から50代の現役世代、そして80代以上の超高齢層だ。
未婚率の上昇だけが原因ではない。熟年離婚の増加や、配偶者との死別による「後期シングル」の急増が、この数字を押し上げている。つまり、誰もが人生のどこかのフェーズで「単独世帯」になる可能性が極めて高いということだ。これはもはや、特定の誰かの問題ではなく、日本社会全体のデフォルト設定になりつつある。