20代半ばを迎えた彼らが紡ぐ言葉は、等身大の迷いや葛藤、日常のふとした瞬間に生まれる愛おしさを余すことなく掬い取る。説教くささや押し付けがましさは一切ない。ただ、そっと隣に座って肩を並べてくれるような距離感が、現代の聴き手の心に強く刺さる。
「自分たちの歌が、誰かの憂鬱な帰り道を少しでも明るくできればいい」——かつてインタビューで語っていたその言葉は、今も彼らの楽曲づくりの根幹に脈々と流れている。SNSで瞬間的な消費が繰り返される時代において、彼らの曲が永く愛され続ける理由はまさにこの誠実さにある。