裁判官のキャリアは、司法試験に合格し司法研修所での修習を終えた後の「判事補」からスタートする。新任判事補の初任給は月額約24万円から25万円前後だが、手当や期末手当(ボーナス)が加算されるため、1年目の推定年収は約600万〜650万円に達する。同世代の一般企業会社員と比較すれば、初期段階から頭一つ抜けた待遇といえる。
司法キャリア・給与体系のステップが進み、任官から約10年を経て一人前の「判事」に任命されると、年収の伸びはさらに加速する。30代後半で年収1,000万円の大台を突破し、地方裁判所の部総括判事(裁判長)クラスになれば年収1,500万円前後、高等裁判所長官ともなれば年収2,000万〜2,500万円クラスに達する。
そして頂点に君臨するのが、最高裁判所の判事、および最高裁判所長官だ。最高裁判事の年収は約3,000万円、唯一無二の存在である最高裁判所長官の年収は内閣総理大臣と同等の約4,000万円に及ぶ。生涯年収を試算すると、一般的な判事コースを定年まで勤め上げた場合でおよそ4億5,000万〜5億円規模。生涯賃金の面では、紛れもなく国内最上位層に位置している。