戦力外通告を受けた多くの選手が引退や指導者の道を選ぶなか、彼は迷わず海を渡った。向かった先は、情熱と喧騒が渦巻く中南米の独立リーグやウィンターリーグ。特にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(LMB)や、ベネズエラのブラボス・デ・マルガリータでの活躍は現地ファンに強烈なインパクトを残した。
スペイン語で「戦士」や「闘争」を意味する愛称「エル・ルーチョ」で親しまれ、3割を優に超える打率と果敢な盗塁で首位打者争い・盗塁王争いに食い込んだ。治安の不安や長距離移動、過密日程という過酷な生活環境を言い訳にせず、結果のみで異国の観客を唸らせた経験が、選手としての幹を圧倒的に太くした。