分数の掛け算・割り算で計算ミスが発生する最大の原因は、「最後にまとめて約分しようとして数字が巨大化すること」にあります。正確かつ素早く解くための秘訣は、掛け算の形に変えた直後に行う「途中約分(先約分)」です。
例えば、$\frac{8}{15} \div \frac{4}{9}$ を解く場面を考えてみましょう。
× ミスが起きやすい手順(後から約分):
$\frac{8}{15} \times \frac{9}{4} = \frac{72}{60}$ と掛け算を先に実行し、そこから大きな数字同士を約分する(公約数を見落としやすい)。
〇 正確で速い手順(途中で約分):
式を $\frac{8 \times 9}{15 \times 4}$ と1つの分数にまとめた段階で、斜め同士の数字を約分します。
・分子の「8」と分母の「4」を4で割る(2と1になる)
・分子の「9」と分母の「15」を3で割る(3と5になる)
結果として $\frac{2 \times 3}{5 \times 1} = \frac{6}{5}$ と、暗算レベルの簡単な掛け算だけで答えを導き出せます。