お風呂以外で指がしわしわになる原因とは?病気や脱水の見分け方

お風呂以外で指がしわしわになる原因とは?病気や脱水の見分け方

お風呂以外で指がしわしわになる原因とは?病気や脱水の見分け方に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

指のしわしわに悩む人の多くが、インターネット上の短絡的なアドバイスを鵜呑みにして逆効果な対処に陥っています。ここで代表的な3つの誤解を正しておきましょう。

最も危険な誤解が「水をとにかくがぶ飲みすれば元通りになる」という思い込みです。細胞外液の減少による脱水が起きている場合、純粋な真水だけを短時間で大量に摂取すると、血中のナトリウム濃度が急激に薄まり、体が浸透圧を保とうとして余計に尿として水分を排出してしまいます(自発的脱水)。改善のためには、水分だけでなく少量のナトリウムやカリウムを含んだ経口補水液や麦茶を、少量をこまめに補給しなければ意味がありません。

次に多いのが「高価なハンドクリームをすり込めば治る」という誤信です。ワセリンなどの油分は水分の蒸発を防ぐ「フタ」にはなりますが、すでに細胞レベルで萎縮している指腹の容積を回復させる力はありません。内因性の循環不全や自律神経失調が原因である場合、表面にいくら油分を塗っても、皮膚の奥の萎縮や血行不良は微動だにしません。

そして「温めればすぐ治る」という短絡的判断にも注意が必要です。冷えが原因だからと熱湯に手を入れたり、ストーブに至近距離で手をかざしたりすると、皮脂膜が完全に破壊され、急激な血管拡張の反動で強いかゆみや炎症(しもやけ・凍瘡様エリテマトーデス)を誘発します。必要なのは急激な加温ではなく、体幹を含めた緩やかな保温と血流の回復です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。