長年にわたり暴力団の活動を縛り続けてきた暴力団対策法だが、その締め付けはいまや決定的な段階に達している。銀行口座の開設拒否、不動産契約の排除、自治体による暴力団排除条例の徹底運用。これにより、かつてのみかじめ料や建設利権、みなし公営ギャンブルといった古典的な「シノギ」は壊滅状態に追い込まれた。
しかし、表の社会から完全に遮断された資金脈は、消滅したわけではない。沖縄県警察が警戒を強めるのは、実態のつかみにくいアンダーグラウンド化だ。SNSを介した特殊詐欺への関与や、暗号資産を駆使した匿名性の高いマネーロンダリング、さらには観光産業の背後に潜む不透明な資金運用へと、その手口は狡猾に変化している。