彼女の歩みを語る上で欠かせないのが、秋元康が手がけた乃木坂46での濃密な日々だ。2011年、13歳という若さで1期生オーディションに合格。広島から上京した少女は、まだ何者でもなかった。
グループ初期から天真爛漫なキャラクターと類いまれな瞬発力で頭角を現した彼女は、グループのムードメーカーとして欠かせない存在になっていく。予定調和を壊す独特の言い回しや、計算のないピュアなリアクションは、秋元康をはじめとする制作陣や共演者を幾度となく唸らせてきた。笑いを生み出す天性のセンスは、彼女が持つ最大の才能の一つだった。