あの日、現場に現れるはずだった主役の姿はなかった。関係者が自宅を訪ねた際、西田さんはすでに息を引き取っており、布団の中で安らかに眠っているかのような状態だったという。死因は虚血性心疾患。持病の頚椎症や胆のう炎など度重なる大病と闘いながらも、前日まで精力的に仕事をこなしていた矢先の悲劇だった。
「前日の夜まで普段と変わらず連絡を取っていた。信じられない」と語る所属事務所のスタッフ。寝室の枕元には読みかけの台本が置かれていたという。苦しんだ様子はなく、眠るように旅立ったことが唯一の救いだが、突如として訪れた別れの衝撃はあまりにも大きすぎた。