素早さ種族値109という数値は伊達ではない。多くのメジャーアタッカーの上から行動を起こせるアドバンテージは、先手必勝を狙う現代対戦において決定的な差を生む。
「オーロラベール」の性能は極めて破格だ。物理・特殊双方のダメージを半減させるこの技は、本来なら「ひかりのかべ」と「リフレクター」の2本の技スペースと2ターンを費やす必要がある。それを天候が「ゆき」であるという条件だけで、僅か1ターンで同時に展開してみせる。盤面の耐久値を一瞬で跳ね上げるこの芸当は、相手の計算を狂わせるに十分だ。
さらに、ゆき状態による防御補正も相まって、不一致の弱点技程度では容易に倒れない粘り強さを手に入れた。起点作成役としてこれほど完結した存在は他に類を見ない。