高橋メアリージュンの若い頃が美しすぎる!極貧とCancam時代の軌跡

高橋メアリージュンの若い頃が美しすぎる!極貧とCancam時代の軌跡

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2012年4月号をもって『CanCam』の専属モデルを卒業した彼女は、本格的に女優業への舵を切ります。しかし、当時の芸能界において「女性誌のカリスマモデル」がテレビドラマや映画で本格的な演技派として認められるハードルは極めて高いものでした。「モデル出身の棒読み」という業界内の偏見に晒される中、彼女は徹底したボイストレーニングと演技レッスンを積み重ね、地道なオーディションを勝ち抜いていきます。

その努力が決定的なブレイクとして実を結んだのが、2014年に公開された2つのメガヒット作品でした。

1つ目が、映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』における駒形由美役です。原作漫画でも屈指の人気を誇る、志々雄真実を狂おしいまでに愛する遊女・由美。白塗り風の妖艶な花魁メイク、華麗な和装の着こなし、そして悲劇的な最期を迎える哀愁の芝居は、往年の原作ファンを唸らせる完璧な再現度として映画レビューサイトでも絶賛されました。ハーフである彼女が魅せた和洋折衷の耽美なビジュアルは、日本映画界に鮮烈なインパクトを残しました。

そしてもう1つが、映画『闇金ウシジマくん Part2』で演じた極悪非道な闇金業者・犀原茜(さいはらあかね)役です。感情が昂ると金切り声を上げ、暴力と恫喝で債務者を追い詰めるこのキャラクターは、まさに彼女のキャリアにおける最大の当たり役となりました。

ここで特筆すべきは、彼女が背負ってきた生い立ちとの奇妙な因果関係です。かつて父親の会社が倒産し、借金取りの影に怯えながら極貧生活を送っていた彼女が、スクリーンの中で「借金を取り立てる狂気的な女ボス」を怪演したのです。このキャスティングについて、当時の映画関係者は「彼女の内面にある怒りやハングリー精神、そして底知れぬ生命力が、犀原茜という特異な役に異次元の説得力を与えた」と語っています。モデル時代の端麗なイメージを完全に粉砕し、自らのトラウマさえも表現の燃料へと変えてみせた瞬間でした。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。