新東名の浜松サービスエリア上りにおける最大の誘引力は、圧倒的なクオリティを誇る浜松サービスエリア上りグルメの充実ぶりにあります。数あるフードコートのラインナップの中でも、利用者が真っ先に向かうのが「石松餃子」と「うなぎ・和食 うな濱」の2大名店です。
昭和28年創業の老舗であり、浜松餃子の発祥とも評される石松餃子新東名浜松SA店は、連日多くの客で賑わいます。豚肉の旨味を前面に出す一般的な餃子とは一線を画し、地元産キャベツの豊かな甘みと極薄の皮、そして中央に添えられた箸休めの茹でモヤシが最大の特徴です。特製のごま油が香る甘みを含んだ特製タレで味わうスタイルは、長時間の運転で疲労が溜まった胃袋にも驚くほど軽やかに収まります。休日のランチタイムには20〜30分待ちの列ができることも珍しくありませんが、焼き面のクリスピーな食感とジューシーな餡のバランスは、並んででも食べる価値のある完成度を保っています。
一方、香ばしいタレの香りでフロアを支配しているのが「うな濱」です。ネット上でのうな濱うなぎ丼評判を検証すると、「高速道路のSAとは思えない肉厚な焼き上がり」「タレの塩梅が絶妙」といった高評価が目立ちます。実際に提供されるうなぎ丼は、表面を強火でカリッと焼き上げつつ中はふっくら蒸しを入れた関東風と関西風の長所を兼ね備えた仕上がり。価格帯は3,000円台からとSAの食事としては高価格帯に位置付けられますが、浜松市街の名店へ降りて並ぶ時間的コストを考えれば、タイムパフォーマンスと満足度の両面で極めて合理的な選択肢といえます。
ただし、深夜移動のドライバーが直面する盲点として営業時間があります。施設全体ではフードコート24時間営業の看板を掲げているものの、終夜営業を行っているのは一部のラーメン店やドライバーズコーナー、コンビニ(ミニストップ)などに限られます。石松餃子やうな濱といった名物店は通常9:00〜21:00(ラストオーダーは20:30頃)の営業となっており、夜間や早朝に立ち寄っても看板メニューは食べられない点には事前の留意が必要です。