命を救う経口補水液の作り方!水と塩の黄金比と医師が警告する盲点

命を救う経口補水液の作り方!水と塩の黄金比と医師が警告する盲点

命を救う経口補水液の作り方!水と塩の黄金比と医師が警告する盲点の特集記事を解説します。最新トレンドが満載です。

脱水や熱中症の初期段階において、最も素早く細胞へ水分を届けるための配合には厳密な科学的根拠が存在します。医療現場や世界保健機関(WHO)の知見をベースにした、家庭で再現可能な黄金比率は以下の通りです。

【医師推奨・経口補水液の基本レシピ(500ml分)】
・水(湯冷まし、またはミネラルウォーター):500ml
・砂糖(上白糖やグラニュー糖):20g(大さじ2強、一般的なスティックシュガーなら3g本×約7本、6g本なら3本強)
・塩(食塩):1.5g(小さじ1/4すりきり弱)

水に対して塩分は約0.3%、糖分は約4%に設定されています。なぜこの比率が絶対なのか。その鍵を握るのが、小腸の粘膜に存在する「SGLT-1(ナトリウム・グルコース共輸送体)」と呼ばれるタンパク質です。小腸が水分を吸収する際、ナトリウム単独や水分単独では効率よく膜を通過できません。ブドウ糖(砂糖が分解されたもの)1分子に対してナトリウム1分子が同時に結合した瞬間、ポンプのように周囲の水分子を大量に細胞内へ引き込みます。

良かれと思って砂糖を減らして「薄味」にしたり、逆に飲みやすくしようと砂糖をドバドバと増やしたりしてはいけません。糖濃度が5%を超えると高張液(ハイパートニック)となり、胃から腸への排出が遅れるだけでなく、腸管内に水分が引っ張られて「浸透圧性下痢」を誘発します。目分量で作るのではなく、計量スプーンやキッチンスケールを用いて厳密に計量することが生命線となります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。