『DAN DAN 心魅かれてく』が単なるヒット曲から「伝説の神曲」へと昇華した決定打は、1997年11月19日に放送されたアニメ『ドラゴンボールGT』の最終回(第64話「さらば悟空…また逢う日まで」)にあります。
この最終回のエンディングにおいて、本曲は異例のフルコーラスに近い尺で使用されました。神龍の背中に乗り、仲間たちに別れを告げながら去っていく孫悟空。そして、無印『ドラゴンボール』から『Z』『GT』に至る数々の名場面が走馬灯のようにプレイバックされる映像に、浅岡雄也さんの歌声が重なりました。
当時の視聴者にとって、この演出は筆舌に尽くしがたい衝撃でした。「ドラゴンボールGT OP ネットの反応」を振り返ると、放送から数十年が経過した現在でも、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やX(旧Twitter)、YouTubeのコメント欄には以下のような熱い声が絶え間なく書き込まれています。
「最終回でこの曲が流れた瞬間、悟空と一緒に自分の子ども時代が終わった気がして号泣した」「オープニング曲を最終回のラストに持ってきて物語を閉じる演出の最高峰」「当時はただカッコいい曲だと思っていたけれど、大人になって歌詞を読み返すと悟空とパン、そして読者と悟空の別れの歌にしか聴こえない」――。
2024年に原作者の鳥山明先生が急逝された際にも、世界中のファンがSNS上にこの曲をBGMにした追悼動画を投稿しました。言葉の壁を越え、地球規模で人々の記憶を呼び覚ますアンセムとして機能している事実は、本作が持つタイムレスな力を証明しています。