バラエティ番組での辛口な講評やコントでの狂気的な目つきから、ネット掲示板やSNSでは「岩崎う大は気難しくて怖い人なのではないか」「怒らせたら面倒なサイコパス気質」といったステレオタイプな誤解を持たれることがあります。しかし、現場のスタッフや共演者から漏れ聞こえてくる評価は正反対です。
彼の本質は、冷酷な人間嫌いなどではなく、むしろ「人間の弱さや不完全さを誰よりも愛しているリアリスト」です。彼のコントに登場する人物たちは、見栄を張ったり、嫉妬に狂ったり、保身のために嘘をついたりと、およそ褒められた存在ではありません。しかし、その根底には「人間とは本来、これほどまでに情けなく、愛おしい生き物である」という深い慈愛が流れています。
審査員としての厳しい指摘も、対象となる芸人を貶めるための攻撃ではなく、どうすればその芸人の魅力が100%客観的に観客へ届くのかを考え抜いた「技術的アドバイス」に特化しています。冷徹なメスを入れるような批評の背景には、表現という営みへの純粋な敬意が宿っています。