「なぜこれほどのドル箱コラボが、第5弾を最後に途絶えてしまったのか?」という疑問に対し、コミュニティ内では様々な陰謀論や憶測が飛び交っています。しかし、コンテンツビジネスおよびライセンス契約の実情を紐解くと、以下の3つの構造的な要因が浮かび上がってきます。
第1の要因は、「ライセンス契約料の急騰と契約期間の満了」です。アニメ『進撃の巨人』はシリーズ終盤にかけて世界的な社会現象となり、海外市場における版権価値が初期とは比較にならないレベルまで跳ね上がりました。NetEase側としても、投じるライセンス費用に対して得られる利益率(ROI)を冷静に試算した結果、他IP(『呪術廻戦』『チェンソーマン』『ONE PIECE』など)への予算シフトを選択したという見方が業界内では支配的です。
第2の要因は、「原作完結に伴うIPホルダー側のブランディング厳格化」です。原作が完結を迎えたことで、講談社および製作委員会は作品のレガシー保護とブランド価値の毀損防止にシフトしました。荒野行動のような、キャラクターが銃を持って車を乗り回すカジュアルな世界観とのタイアップに対し、版権元側の監修基準が以前よりも格段に厳格化した可能性が指摘されています。
第3に、ネット上で一時期噂された「著作権トラブルによる絶縁説」は明確な誤解であるという点です。「荒野行動側が規約違反をして講談社を怒らせたため出入り禁止になった」という言説がSNSで見られますが、これを裏付ける客観的証拠は一切存在しません。公式な契約期間が満了し、双方が次回契約の条件面で合意に至っていないという、極めて一般的なビジネス上の理由に過ぎません。