鬼滅の刃・黒死牟の過去を徹底解剖!縁壱への嫉妬と鬼堕ちの悲哀

鬼滅の刃・黒死牟の過去を徹底解剖!縁壱への嫉妬と鬼堕ちの悲哀

鬼滅の刃・黒死牟の過去を徹底解剖!縁壱への嫉妬と鬼堕ちの悲哀に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

黒死牟の過去と最期が克明に描かれているのは、原作コミックス第20巻(第174話「赤い月夜に見た悪夢」から第178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」)です。

無限城での最終決戦において、岩柱・悲鳴嶼行冥、風柱・不死川実弥、霞柱・時透無一郎、そして不死川玄弥の4名と激突。圧倒的な武力で柱たちを肉体的に追い詰める黒死牟でしたが、無一郎の命を賭した赫刀の刺突と玄弥の血鬼術、行冥と実弥の連撃によって頸を落とされます。しかし、首の弱点を克服し、頭部を再生させて異形の怪物へと変貌しました。

勝利を確信しかけたその瞬間、実弥の刀身に映ったのは、頭部から無数の角が生え、全身から刃が生え出た、醜悪極まりない化け物の姿でした。「これが私の望んだ姿なのか?」「武士の誇りを捨て、醜態を晒してまで生き永らえたかったのか?」——自らの姿に激しい嫌悪と絶望を覚えた黒死牟は、再生を止め、崩壊を始めます。

灰となって消え去った黒死牟の残骸の中に、一枚の着物とともに残されていたもの。それこそが、黒死牟が笛を持っていた理由を物語る決定的な証拠でした。かつて縁壱が老境に達して命尽きた際、黒死牟は遺体を両断したはずでした。しかし、その時真っ二つに割れた縁壱の懐からこぼれ落ちたのは、幼少期に巌勝が縁壱に与えたあの手作りの粗末な笛だったのです。

縁壱は八十を超える生涯の果てまで、兄からもらった笛を肌身離さず宝物として大切にしていました。黒死牟はその笛を捨てることができず、着物の懐にしまい込み、四百年間肌身離さず持ち続けていました。憎み、嫉妬し、殺したいほど妬ましかった弟を、心の底では誰よりも愛し、憧れていたという悲痛な本心が、最期の黒死牟の死亡シーンで明かされたのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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