西野カナ「トリセツ」誕生秘話と賛否の真相!結婚式定番化の必然性

西野カナ「トリセツ」誕生秘話と賛否の真相!結婚式定番化の必然性

西野カナ「トリセツ」誕生秘話と賛否の真相!結婚式定番化の必然性にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

『トリセツ』が社会現象へ発展した決定的な起爆剤は、桐谷美玲主演の映画『ヒロイン失格』の主題歌への抜擢でした。幸田もも子氏による大人気少女漫画を実写化した同作において、桐谷美玲が演じた主人公・松崎はとりは、従来の少女漫画にありがちな「健気で清純なヒロイン」とは一線を画すキャラクターでした。好きな人の前で変顔を晒し、嫉妬に狂い、感情をストレートに爆発させる不器用な姿が、多くの観客の胸を打ちました。

この不完全で愛らしいヒロイン像と、西野カナが紡ぎ出した「少し面倒くさいけれど、大切にしてほしい」というメッセージが奇跡的な相乗効果を生み出しました。映画は興行収入24.3億円を突破する大ヒットを記録し、スクリーンで流れる楽曲のフレーズが鑑賞者の記憶へ深く刻み込まれたのです。

当時の音楽配信市場においても、Billboard JAPAN Hot 100で長期にわたり上位を独占し、有料音楽配信認定(日本レコード協会)ではミリオンを達成。YouTubeに公開された公式ミュージックビデオの再生回数は瞬く間に数千万回を突破し、後に1億回再生を超えるメガヒットとなりました。ティーン層の枠を飛び越え、小学生から大人までが口ずさむ国民的ナンバーへと成長を遂げた瞬間でした。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。