『おかあさんといっしょ』版の『パプリカ』が初オンエアされたのは2019年8月12日(特集番組「パプリカ×おかあさんといっしょ」内)。当時、番組を支えていた第12代うたのお兄さん・花田ゆういちろうさん、第21代うたのお姉さん・小野あつこさん、第12代たいそうのお兄さん・福尾誠さん、初代たいそうのお姉さん・秋元杏月さんという豪華キャスト4名に加え、人形劇『ガラピコぷ〜』のメインキャラクター(チョロミー、ムームー、ガラピコ)が一堂に会する奇跡的な布陣でした。
この映像が放映されるや否や、SNS上では「歌唱力の次元が違う」「体操コンビのキレが凄まじい」「朝から涙腺が崩壊した」といった絶賛の声が溢れかえりました。大きな反響を呼んだ背景には、単なるキャラクターソングの枠に収まらないNHKのトップパフォーマーたちによる本気の表現力があります。
劇団四季出身のゆういちろうお兄さんと東京音楽大学声楽専攻出身のあつこお姉さんによるデュエットは、原曲Foorinの持つ素朴な子どもらしさとは対照的に、伸びやかで温かい倍音と完璧なピッチ感を誇ります。さらに順天堂大学大学院で体操を極めた誠お兄さんと新体操出身の杏月お姉さんが見せたダイナミックな跳躍としなやかな指先の表現は、辻本知彦氏・菅原小春氏が手掛けた『パプリカ』の独創的な振付の魅力を極限まで引き出しました。