「布団叩き事件」の映像ばかりが一人歩きしましたが、ネット上で「事件の真相」として語り継がれているのが、宮代家の壮絶な家族環境です。
当時、彼女の家庭環境は極めて過酷な状況にありました。夫は難病を患って闘病生活を送っており、3人の子どもたちもそれぞれ脳障害や重度の難病・知的障害を抱えていました。彼女は1人で家族全員の看病と介護を担う「ワンオペ介護」状態に追い詰められていたのです。
そうした極限状態の中、被害者側の自宅新築に伴う日照や視線の問題、布団の干し方、防犯カメラの設置などを巡って些細な対立が発生。追い詰められた精神状態の中で近隣への不信感が被害妄想へと増幅し、あの常軌を逸した抗議行動へとエスカレートしていった経緯が公判でも明らかになっています。