この地に佇む神社の歴史は、第38代天智天皇(中大兄皇子)の都づくりに遡る。大化の改新を成し遂げた天皇は、667年に大津京へと遷都。日本で初めて「漏刻(水時計)」を設置し、社会に時間の概念をもたらした人物として知られる。
境内に配置された漏刻や日時計の復元模型は、古代技術の精緻さを現代に伝えている。また、歌人としても名を馳せた天皇が詠んだ「秋の田の ほほのむすぼれ むすぼほれ…」の歌は、あの有名な小倉百人一首の巻頭を飾る第一首だ。時を司り、文化の礎を築いた偉業こそが、この神社が「時の神」「開運・導きの神」として崇敬を集め続ける理由にほかならない。