長年ベールに包まれていた幻影旅団の出自は、コミックス39巻に収録された「過去編」によってついに白日の下に晒されました。ゴミ捨て場とされる無法地帯「流星街」で育った彼らは、元々は演劇(劇団)を通じて笑い合う純粋な少年少女たちでした。
結成初期のオリジナルメンバーは、クロロ、ウボォーギン、ノブナガ、マチ、パクノダ、フェイタン、フィンクス、フランクリン、シャルナークの計9名です。ビデオの吹き替え劇「清掃戦隊カタヅケンジャー」で街の子供たちを楽しませていたクロロたちを、残酷な運命が引き裂きます。
仲間のひとりであった少女・サラサが無残な姿で快楽殺人者に惨殺された事件を機に、クロロは「世界中の悪党が怯える最悪の劇団(悪党)」になることを決意。「悪名を世界に轟かせ、流星街の人間に手を出せばどうなるかを思い知らせる」という復讐と抑止力の誓いから、幻影旅団が誕生しました。彼らが番号を背負い、冷酷な犯罪集団へと身を落とした根底には、あまりにも哀しい流星街の絆が存在していたのです。