プリウスの冷却水(LLC/SLLC)交換は、ガソリン車と異なり「エンジン用」と「インバーター用」の2系統が存在します。メンテナンスモードを活用するのは主にエンジン側のエア抜き作業です。
エンジン側LLCのエア抜きを行う際は、メンテナンスモードを起動させた後、エアコンの設定を「暖房・最高温度(HI)・風量少」にセットします。ヒーターコア内部に冷却水を循環させながら、リザーバータンク内の液面を確認し、気泡が出なくなるまでアイドリングと緩やかなブリッピングを繰り返します。
この際、インバーター側の冷却水系統は電動ウォーターポンプによって独立制御されているため、エンジンを回すだけではエアが抜けません。インバーター側の作業手順を誤ると、インバーターがフェイルセーフに入り出力制限がかかるなどのトラブルに直結するため、DIY作業時は系統の違いを正しく把握しておく必要があります。