屋台グルメといえば定番の博多屋台ラーメンを真っ先に思い浮かべる方が多いはずです。豚骨特有の豊かなコクを持ちながらも、夜のシメとしてサラリと飲める絶妙なスープ設計は、店舗型の濃厚豚骨とは一味違う魅力を持っています。
しかし、現在の福岡屋台の魅力はラーメンだけにとどまりません。天神・昭和通りの名店「小金ちゃん」が生んだ焼きラーメン発祥の店の味は、濃厚な特製ソースと豚骨スープを絡めて鉄板で豪快に焼き上げる逸品で、福岡ソウルフードの筆頭格として不動の支持を集めています。
さらに、多くの店で看板メニューとなっているのが屋台名物明太だし巻きです。注文を受けてから目の前の鉄板やフライパンで一本ずつ丁寧に焼き上げられ、熱々の玉子の中から溢れ出す明太子の塩気とだしの風味が絶妙にマッチします。その他、じっくり煮込まれた「おでん」や、香ばしい「牛サガリ串」「豚バラ串」も外せません。
なお、多くの観光客が気にする福岡屋台の予約可否についてですが、原則として「予約不可・先着順」が基本です。屋台は席数が少なく天候に左右されるため、席予約を受け付けている店はごく一部の特化型店舗を除いてほぼ存在しません。開店直後の18時30分前後、もしくは一次会組が引き上げる21時前後のタイミングを狙うのが、名店にスムーズに入るための現場の知恵です。