サラリーマン山崎シゲルのネタまとめや名作選を語る上で欠かせないのが、主人公・山崎シゲルと部長の関係性です。シゲルが繰り出すボケは、常人の理解を遥かに超えた奇行ばかりです。
代表的なエピソードを挙げると枚挙にいとまがありません。
- 朝の通勤風景:「遅刻しそうだから」と食パンをくわえて走る部長の前に立ちはだかり、全力でマーガリンを塗りに来るシゲル。
- オフィスの日常:残業中の部長の背中に無言で手作りロケットを括り付け、点火準備を進めるシゲル。
- 出張先での一幕:部長の頭上に巨大な瓦を積み上げ、唐突に空手チョップで瓦割りを試みようとするシゲル。
- 会議室の異変:真剣なプレゼン資料の中に、巧妙に部長の顔写真をコラージュしたシュールな図解を忍び込ませるシゲル。
これらのネタで特筆すべきは、部長のリアクションです。理不尽な暴力や嫌がらせに対して激怒して終わりにするのではなく、「シゲル、なぜ塗った」「飛べるわけないだろ」と、どこか冷静に事実を受け止めつつ、的確かつ脱力感のあるツッコミを入れます。この「狂気に対する絶妙な受容」こそが、読者に恐怖ではなく圧倒的な安心感と笑いをもたらす核心となっています。