フォーク以外にも、手元にある道具に応じた効果的な筋取り方法が存在します。それぞれの特徴を把握しておくと、調理シーンに合わせてスムーズに使い分けられます。
① 割り箸を使う方法
丸箸ではなく、角のある木製の割り箸を用意します。割る前の割り箸の先端の隙間に筋を挟み込み、フォークと同様に身を箸で押さえながら筋を引っ張ります。木の摩擦力が適度に効くため、金属よりも滑りにくく安定して引き抜けるのが利点です。
② 包丁の背を使う伝統的な方法
プロの料理人が多用する王道のやり方です。ささみを裏返し、筋の端を少し削いで指で持てる長さを確保します。筋を下にしてまな板に密着させ、包丁の「刃」ではなく「背(峰)」を筋の根元に当てます。包丁を斜め45度に寝かせながら軽く身を前に押し出し、同時に手で筋を反対方向に引くことで、肉を削らずに筋だけをこそげ取ることができます。
③ ささみ筋取り器(専用ピーラー型など)
大量のささみを一度に下処理する家庭や、頻繁にささみ料理を作る場合は、市販の専用器具を取り入れるのも有効です。刃の隙間に筋を通してスライドさせるだけで完結するため、作業効率が格段にアップします。