ソーシャルメディアのローカルコミュニティや地元民の座談会で必ず話題にのぼるさっぽろっこあるあるには、外からでは窺い知れない特有の行動様式が凝縮されています。
大手通信会社から札幌支社へ配属された30代会社員の手記には、次のような現場の戸惑いが記されていました。
「冬の札幌駅前で待ち合わせをしたら、同僚がパンプスに薄手のジャケット姿で地下から現れて驚愕した。雪山用の完全防寒装備で固めていた自分が浮いてしまった。彼らにとって冬は『耐え忍ぶもの』ではなく『地下でスマートにかわすもの』だった」
地元で生まれ育った市民の日常観察からは、次のような象徴的パターンが浮き彫りになります。
1. 「さっぽろ雪まつり」は行くものではなくニュースで見るもの
小中学校の行事で見学した経験はあるものの、大人になってからは「混雑する大通公園を避けてチカホを通る」のが一般的。観光客向けのフェスティバルとして客観視しており、地元民が自発的に繰り出す先は、近場の定山渓温泉やすすきのの隠れ家ビストロです。
2. 「方言を話していない」という強烈な自負
「自分たちの言葉は首都圏のアナウンサーと同じ標準語」と信じて疑わない傾向があります。「ゴミを投げる(捨てる)」「手袋をはく(着用する)」「コーヒーがこわい(疲れた・濃い)」などの表現を標準語だと信じ込んで道外に出て、初めて指摘されて赤面するケースが後を絶ちません。
3. 飲み会の最後はラーメンではなく「シメパフェ」
すすきの発祥の夜パフェ文化は、一過性のブームを超えて完全に定着しました。飲酒後に冷たく甘いパフェを食べてクールダウンし、終電間際の地下鉄で静かに帰宅するルーティンは、まさにさっぽろっこライフスタイルの象徴です。