結論から申し上げますと、埼玉県久喜市内に存在していた代表的な沈下橋(島川沈下橋などの中川水系冠水橋)は、2026年現在、車両・バイク・一般歩行者ともに日常的な通り抜けができない状態となっています。多くの愛好家が目指す「島川沈下橋」周辺は、中川の堤防嵩上げ工事や河川断面の拡幅事業に伴い、木桁や簡易なコンクリート桁の構造物は撤去または立ち入り禁止措置が完了しています。
かつて久喜市栗橋地区(旧北葛飾郡栗橋町島川付近)の中川には、増水時に水没することを前提とした素朴な冠水橋が架けられていました。対岸の農地や集落を結ぶ重要な生活動線であり、欄干のない独特の風情からバイクツーリングの隠れた名所として親しまれていた時期があります。しかし、国土交通省および埼玉県による中川・綾瀬川流域の総合治水対策が本格化したことで、流下断面を阻害する危険性の高い旧式橋梁は順次整理の対象となりました。
現在、現地へ赴いても橋自体が完全に撤去されているか、堤防の取り付け部分に強固な車止めフェンスが設置されており、無理に進入することはできません。インターネット上の古いブログ記事や10年以上前の走行動画を鵜呑みにして現地へ向かうと、完全に当てが外れる結果となるため注意が必要です。