ネット上の美談や映える写真の陰で、現場を実際に訪れて初めて直面する「想定外の落とし穴」が存在します。事前に把握しておくべき3つの盲点を提示します。
第一の誤解は、「水無川はいつでも安全に川遊びができる」という認識です。名称の通り、普段は伏流水となって水量が控えめな水無川ですが、上流は険しい丹沢の山岳地帯です。現地が晴天であっても、上流部の山間部で急激なゲリラ豪雨が発生した場合、わずか数分で濁流へと急変するリスクを孕んでいます。増水時の警報放送には即座に従う危機管理意識が不可欠であり、底石が滑りやすいためサンダルではなくマリンシューズの着用が強く推奨されます。
第二の盲点は、「園内にいけばどこでも食事処やコンビニがある」という思い込みです。パークセンター内や隣接する観光案内施設に軽食コーナーやお土産売り場はあるものの、本格的な大型レストランやチェーン系飲食店は園内にはありません。お昼時に売店が混雑すると、飲食物の調達に時間を奪われることになります。ピクニック目的であれば、渋沢駅周辺の店舗で事前にお弁当や飲み物を買い揃えて持参するのが現場を知る者の賢明な振る舞いです。
第三の盲点は、「犬連れでどこでも自由に立ち入れる」という勘違いです。園内の散策路はペットフレンドリーですが、パークセンターなどの屋内施設、および子ども向け遊具のある「子どもの広場」の砂場や遊具周辺は衛生・安全管理の観点からペットの立ち入りが制限されています。ルールを誤解したまま来園すると現場でトラブルに発展しかねないため、エリアごとの利用規定を事前に確認しておく必要があります。