近年の東京都心における開発の主役は、間違いなく品川・高輪ゲートウェイ周辺、そして大井町エリアだ。大規模なオフィスビルの建設や外資系ホテルの進出が進む中、その「すぐ隣」に位置するエリアへの波及効果は見逃せない。中延はまさに、その恩恵をダイレクトに受けている。大井町駅から東急線でわずか4分という至近距離にありながら、喧騒から一歩引いた落ち着きを保っているのが最大の強みだ。
地元の不動産関係者は「大井町や品川のタワーマンションが高騰しすぎた結果、実利を取って隣駅の中延周辺で物件を探す共働き世帯がここ数年で一気に増えた」と明かす。華やかな再開発の影で、実質的な生活の受け皿として機能するこのエリアの需要は底堅い。