高崎市は長年、人口あたりのパスタ店数が全国有数であることから「パスタの街」としてプロモーションを行ってきた。しかし、ここ数年でその勢力図に変化が生じている。仕掛け人は、都内の有名中華料理店で修行を積んだ若手シェフたちや、地元のラーメンシーンを牽引してきた実力派の店主たちだ。
彼らが目をつけたのが、個人のこだわりを表現しやすく、かつ中毒性の高い「担々麺」だった。イタリアンで培われた高崎市民の「麺類に対する厳しい舌」と「新しい味への好奇心」が、このスパイシーな新星を瞬く間に受け入れたのは必然だったのかもしれない。