鯉登音之進の最後はどうなった?死亡説の真相と第七師団長就任の結末

鯉登音之進の最後はどうなった?死亡説の真相と第七師団長就任の結末

鯉登音之進の最後はどうなった?死亡説の真相と第七師団長就任の結末の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

鯉登音之進の結末を語る上で欠かせないのが、相棒であり教育係でもあった月島基軍曹との関係性です。鶴見中尉の甘言に自暴自棄となり、泥沼の忠誠に沈んでいた月島に対し、鯉登は五稜郭の極限状態で「お前が救われないなら、私が引きずり戻してやる」と言わんばかりの気迫で対峙しました。

最終話のエピローグにおいて、月島は軍を去ることなく、除隊後も鯉登の傍らに留まり続け、彼が中将・師団長となってからも右腕として補佐し続けた事実が明かされています。かつて鶴見中尉の「影」として汚れ役を一手に引き受けていた月島が、自らの意志で鯉登という光を選び、天寿を全うするまでその歩みを支えたという結末は、二人の絆の深さを何よりも物語っています。

一方で、ファンの間で長年注目され続けているのが鯉登音之進の結婚相手(妻)に関する疑問です。公式ファンブックや本編の記述を精査しても、鯉登が具体的に誰と結婚したのか、そもそも生涯独身であったのかについての明確な言及はなされていません。

当時の華族や高級将校の慣習から考えれば、名家との政略結婚や見合いによって家庭を持っていた可能性は十分に考えられます。しかし作中では、プライベートな婚姻関係を一切描写せず、あえて「月島と共に軍と部下のために人生を捧げた姿」のみに焦点を絞って描かれました。余計なロマンスを排し、二人の魂の共鳴に幕引きを委ねた点に、原作者の卓越した美学が窺えます。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。