Q1:頭が大きい赤ちゃんは、すべて水頭症を疑う必要がありますか?
A1:いいえ、頭の大きさには遺伝的な個人差(家族性大頭症など)も多く存在します。問題となるのは「単なる大きさ」ではなく、「成長曲線の傾きを大きく外れて急激に頭囲が大きくなること」や、「大泉門の膨隆・落陽現象といった他の臨床所見が併発しているか」という点です。
Q2:落陽現象は健康な赤ちゃんにも一時的に現れることがありますか?
A2:生後間もない乳児では、神経系の発達が未熟なために光の刺激や体位の変化で一時的に黒目が下がるように見えることがあります。しかし、抱っこしても正面を向かせても常に黒目が下がり白目が見え続ける状態や、日を追うごとに頻度が増す場合は病的な異常を疑う必要があります。
Q3:水頭症の手術を受けた後、見た目の変化や頭の大きさは元に戻りますか?
A3:手術によって溜まっていた髄液が適切に排出されると、大泉門の張りや浮き出ていた頭皮の血管、落陽現象は比較的速やかに改善に向かいます。一度大きく広がった頭蓋骨そのものが劇的に小さくなるわけではありませんが、その後の体の成長に伴って頭部全体のバランスは自然に整っていきます。