禁止規約が存在する一方で、ピットが実際に発生している現場には、長年受け継がれてきたロックフェス暗黙のルールが存在します。これらは参加者全員の安全を守るための最低限のセーフティネットです。
- 倒れた人は何があっても即座に引き起こす:誰かが足を取られて転倒した場合、周囲の観客は即座に腕を組み合って壁を作り、転倒者を全員で引き上げます。これが機能しない現場は極めて危険です。
- 落とし物は頭上高く掲げる:スマホやメガネ、靴などの落下物を発見した場合、足元で探させず、手で高く掲げて持ち主に知らせます。
- クラウドサーフマナーの遵守:ダイブを行う者は、ポケットの中身(スマホ・鍵など)を空にし、靴紐を固く縛るのが原則です。また、下で支える観客は後頭部への直撃を防ぐため、常に頭上への警戒を怠らないようにします。
- 嫌がる人をピットに引きずり込まない:前方にいるからといって全員がモッシュを望んでいるわけではありません。輪を無理に広げて周囲を巻き込む行為は重大なマナー違反です。
万が一の事態に備えるライブハウス怪我対策としては、体調の異変を感じたら意地を張らずにフロア後方やサイドに避難すること、そして水分補給を怠らないことが基本となります。