『女々しくて』が単なるヒット曲にとどまらず、社会現象となった決定的な要因が「参加型カルチャー」への発展です。特にカラオケ現場におけるコールの定着は、楽曲の寿命を飛躍的に延ばしました。
元々はビジュアル系シーン特有のバンギャ(熱心な女性ファン)による掛け声やフリ付けでしたが、サビ前の「もう一度笑って」「ちょうだい!」という合いの手や、間奏での「はい!はい!」というリズミカルなレスポンスが一般層へ急速に波及。現在では、忘年会や学生の集まりにおいて、初対面同士でも一瞬で場の一体感を生み出すコミュニケーションツールとして定着しています。
また、鬼龍院翔自身が二次創作やタイアップに対して極めて柔軟な姿勢を取り続けたことも見逃せません。大手通信会社のCMでの大胆な替え歌をはじめ、コロナ禍の外出自粛期間中にYouTubeで公開されたセルフパロディ『自粛して』など、時代時代の世相を反映した公式替え歌を次々と投入。ネット空間でのファンによる二次創作動画やパロディを一切制限せず、むしろ面白がる姿勢が、SNSや動画共有プラットフォームでのバイラルを呼び続けました。