時代が令和の後半へと進む中、コルク半を取り巻くストリートカルチャーの生態系も大きな構造変化を迎えています。1970〜1980年代の反社会的な暴走族は激減し、現在の主流は旧車(CBX400F、GS400、GT380など)を愛好する大人のコミュニティ「旧車會」へと移行しました。多くの旧車會は警察署への事前の道路使用許可の申請や、コール(アクセルワークによる排気音の演奏)の自粛、ツーリング時のマナー遵守を掲げ、健全な趣味団体としての生き残りを図っています。
しかし、こうした文化の成熟とは裏腹に、治安上のリスクが完全に消滅したわけではありません。警視庁や各県警の交通指導課・生活安全課の動向を追うと、依然として一部の若年層による暴走行為や、無許可の暴走集団「ゲリラ集会」に対する取り締まりの手は年々強化されています。特に「コルク半を被って集団走行する行為」そのものが、警察にとっては最優先の職務質問フラグとして機能しているのが現状です。
2026年の法執行現場では、街頭のAI搭載型Nシステムや高精細監視カメラがリアルタイムで稼働しており、あごひもの不締結や無免許運転、不正改造は瞬時にナンバーと顔貌が特定されます。「コルク半狩り」を起こした少年グループに対しても、防犯カメラリレー捜査によって数日以内に強盗致傷容疑で一網打尽にされるケースが通例化しました。ストリートの掟を振りかざして他人のヘルメットを奪う行為は、文字通り自らの将来を完全に破滅させる愚行であることが警察白書や司法判例からも明白になっています。