大原麗子さんの名を国民的スターへと押し上げた最大の金字塔が、1980年から約10年間にわたって放映されたサントリーウイスキー(レッド/リザーブ)のテレビCMです。
和服姿でカメラを見つめ、ハスキーな声で語りかける「すこし愛して、ながく愛して」というフレーズは、社会現象を巻き起こしました。大原麗子のサントリーCM画像は、当時の世の男性たちの心を激しく揺さぶり、「理想の妻像」として日本中の憧憬を一手に集めたのです。市川崑監督が手がけた映像美の中で見せた、切なさと色っぽさが同居する表情は、日本のCM史に燦然と輝く名シーンとして今も語り継がれています。