モノクロームや初期のカラーフィルムの画面越しにも鮮烈に伝わる北原三枝の若い頃のビジュアルは、当時の日本人女性のイメージを大きく覆すものでした。涼しげで意志の強さを感じさせる大きな瞳、すっきりと通った高い鼻筋、そして引き締まったフェイスラインは、まさに「絶世の美女」と呼ぶにふさわしい造形美を誇っています。
特筆すべきは、160cmを超えるすらりとした長身と抜群のプロポーションです。当時の女優としては異例のファッショナブルな着こなしを見せ、ドレスやタイトスカート、さらにはカジュアルなオープンカラーシャツまで見事に着こなす姿は、同時代の若い女性たちにとって最高峰のファッションアイコンでした。残された当時のポートレート写真やスチール画像を見ても、その洗練されたモダンな佇まいは半世紀以上の時を経た今なお一切色褪せていません。