インターネット上に溢れるパスタレシピの中には、手軽さを優先するあまり重要な調理原則が見落とされているケースが散見されます。ここで代表的な3つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:油を極力減らすことが美味しさにつながる
ナスのカロリーを気にして極端にオイルを減らすと、ナスがパサつき、ニンニクやベーコンの脂溶性香り成分が全体に行き渡りません。必要なのは油を減らすことではなく、ベーコンの脂をナスに効率よく吸収させた後、パスタの茹で汁で乳化させて均一なソースへと昇華させることです。
誤解2:トマト缶がなければ本格トマトパスタは作れない
買い置きのトマト缶がない場合でも諦める必要はありません。ナスとベーコンのパスタ トマト缶なしで作る場合、ケチャップ大さじ2にウスターソース小さじ1/2、すりおろしニンニクを少量加えることで、洋食店のような深い甘みと旨味を持ったソースが完成します。また、角切りにしたフレッシュ完熟トマトを中火で崩しながら炒め合わせれば、トマト缶以上にみずみずしく軽やかな仕上がりを楽しめます。
誤解3:調味料は最後にまとめて入れればよい
ナスは味を含みにくい野菜です。最後にソースを絡めるだけでは、ナスを噛んだときに中から無味の水分が出てしまい、全体の印象を薄めてしまいます。ナスを炒める段階でひとつまみの塩を振ることで、余分な水分を放出しながら下味を定着させることが、ナスとベーコンのパスタ プロの味付けにおける決定的な違いです。