首都圏の高速道路を利用するドライバーの間で、極めて頻繁に見られるトラブルが「蓮田SA下りにも、テレビやメディアで話題の巨大パサール(Pasar)がある」という先入観です。結論から述べると、メディアを賑わせるフラッグシップ商業施設「Pasar蓮田」は上り線(東京方面)にしか存在しません。上り線が2019年に約2.5km東京寄りの敷地へと移転拡張されたのに対し、下り線は従前の敷地で運用を続けています。
この立地と歴史的経緯の違いから、両施設の設計思想は180度異なります。上り線が「旅の終わりにデパ地下感覚で滞在を楽しむテーマパーク型」であるとすれば、下り線は「これから始まる長距離移動を前に、即座に腹を満たし、燃料と活力を補給するスピード補給型」です。施設規模こそ上り線が上回るものの、駐車マスから店舗やトイレまでの歩行距離が短く、短時間で再出発できる機動力は下り線ならではの強みとして高く評価されています。