結論から明確に言えば、多岐川華子と中村昌也が結婚した事実、あるいは過去に交際していた事実は一切存在しません。双方の所属事務所の公式発表資料や当時の報道記録を遡っても、2人の熱愛スクープや入籍報道が出た実績は皆無です。
それにもかかわらず、なぜ検索エンジンで「多岐川華子 中村昌也 結婚」というキーワードがこれほど強固に結びついているのでしょうか。芸能メディアの動向を分析すると、以下の3つの構造的要因が浮かび上がります。
第1の要因は、「2012〜2013年の芸能界を代表するスピード離婚当事者」という共通のパブリックイメージです。多岐川華子は2011年に仁科克基と結婚するも約1年9カ月で破綻。中村昌也も2011年に矢口真里と結婚し、約2年で世間を騒然とさせた離婚劇を迎えました。ほぼ同時期に世間を大きく騒がせた「悲劇のバツイチタレント」として、大衆の記憶の中で同一カテゴリーに強くファイリングされた経緯があります。
第2の要因は、離婚後のバラエティ番組における度重なる「バツイチ共演」です。『踊る!さんま御殿!!』や『ロンドンハーツ』、『有吉ゼミ』などの特番企画において、「バツイチ芸能人の傷心告白」「再婚相手に求める条件」といったテーマで2人が雛壇に同席する機会が複数回ありました。番組内でMC陣から「傷を舐め合ってお似合いじゃないか」「2人で付き合っちゃえばいいのに」とスタジオトークのネタとして煽られたシーンが、視聴者の記憶に断片的に残り、「あの2人、本当に結婚したのでは?」という曖昧なネット検索に繋がったと見られます。
第3の要因は、近年の「多岐川華子の再婚報道」と「中村昌也の移住報道」のタイムラインの重複です。後述するように多岐川華子が一般男性と再婚を発表した際、相手の詳細が非公開だったことから、「元バツイチ仲間の中村昌也ではないか?」という誤った推測が知恵袋やSNS上で拡散し、検索需要が一気に再燃しました。