すべてを失った与沢氏が選んだのは、日本を去り海外で再起を図る道でした。2014年後半にシンガポールへ移住すると、1日十数時間を市場分析に捧げる生活へと突入します。ネットビジネスによる派手なインフルエンサー業から完全に身を引き、デイトレードや株式投資、為替(FX)の猛勉強を開始しました。
決定的な転機となったのが、2017年の暗号資産市場の黎明期です。仮想通貨「リップル(XRP)」が1コイン=数十銭から数円の段階で巨額の自己資金を集中投資。その後の歴史的な暴騰相場を見事に捉え、わずか1年足らずで数十億円規模の確定利益を手にしたことで、一気に復活の狼煙を上げました。かつてのレバレッジ頼みのアフィリエイト経営から、リスク管理を徹底した純粋な資本家へと脱皮を遂げた瞬間でした。