ネット上のきらびやかな投稿とは裏腹に、現地を訪れた利用者の「阿多古川川遊び口コミ評判」を深掘りすると、過酷な現実が浮かび上がってきます。
都内在住の30代夫婦は、昨夏の体験をこう振り返ります。「SNSでエメラルドグリーンの絶景を見て家族で訪れました。しかし朝9時に到着した時点で周辺の駐車スペースは完全満車。すれ違い困難な山道で立ち往生し、地元の方に誘導されてようやく引き返せました。結局、川に入れたのは正午過ぎで、水は想像を絶する冷たさ。子どもは30分で唇を紫色にして震え出しました」。
阿多古川の水温は盛夏でも20度を下回ることが珍しくありません。体感温度は外気温よりはるかに低く、長時間の遊泳は大人であっても急激に体力を奪われます。「冷たすぎて10分以上浸かっていられない」という声は、現場をよく知るリピーターの間では共通認識です。
また、「興津川川遊びBBQ」や「気田川川遊びキャンプ」の現場では、ルールを巡る摩擦が頻発しています。現地キャンプ場のスタッフは次のように語ります。
「川原への直火放置や、炭を砂に埋めて立ち去る利用者が後を絶ちません。砂利に埋められた炭は翌日になっても熱を帯びており、裸足で歩いた子どもが大火傷を負う重大事故が起きています。ゴミの持ち帰りも含め、直火禁止・焚火台必須のルールを守れない利用者が増えた結果、長年開放されていた無料エリアを閉鎖せざるを得なくなりました」。
大自然の恩恵を受けられるフィールドだからこそ、利用者のモラル低下が自らの遊び場を奪う結果につながっているのです。