どれほど完璧なカット技術を持っていても、メロンそのものが食べ頃を迎えていなければ真のおいしさは引き出せません。全国農業協同組合連合会(JA全農)やフードサービス業の仕入れ担当者が口を揃えて強調するのが「追熟(ついじゅく)の管理」です。
収穫したてのメロンはデンプン質が多く、果肉も硬めです。常温(20〜25度前後)の風通しの良い直射日光が当たらない場所で保管し、底部を指で軽く押して弾力を感じたり、独特の甘い香りが漂い始めたタイミングが最高の食べ頃のサインです。
冷やし方にも重要なコツがあります。最初から冷蔵庫に入れてしまうと追熟がストップし、糖度が上がらなくなってしまいます。食べる2〜3時間前に冷蔵庫の野菜室へ移し、冷やしすぎない適温(10度前後)に保つことで、果肉の甘みと香りを損なわずに最高の状態で楽しむことができます。