二人の出会いは共通の知人を介した食事の席だった。初めて顔を合わせた瞬間、染谷将太は「家族になれる」と直感したという。言葉を重ねる前から互いの持つ空気感や映画への純粋な情熱が呼応し、交際へと発展するのに時間はかからなかった。
オープンに街を歩き、飾らない姿でデートを重ねる二人の自然体なスタイルは、当時のメディアでも大きな話題を呼んだ。菊地凛子は彼の穏やかで揺るぎない精神性に救われ、染谷は彼女の圧倒的なバイタリティと表現への妥協なき姿勢に刺激を受ける。私生活では互いに一歩引いて相手のリズムを尊重し、役作りの過酷さを誰よりも理解し合える戦友のような信頼関係が築かれている。